毎年8月に秋田市で100万人以上が熱狂する秋田竿燈(かんとう)まつり!
このお祭り、実は東北三大祭りのひとつで全国から人が集まる大イベントです。
今回はそんな竿燈まつりの歴史や見どころ、アクセス情報まで、まるっとわかりやすくご紹介します!
秋田竿燈まつりの歴史
はじまりは江戸時代から!
秋田竿燈まつりのルーツは、なんと江戸時代・1700年代にさかのぼります。
当時は「ねぶり流し」と呼ばれる行事で、夏の病気や悪いものを追い払うのが目的でした。
その風習が、七夕やお盆と結びつき、竹に灯りをともして町を練り歩く形へと進化。
これが今の竿燈まつりの原型です。
稲穂にそっくりな理由
竿燈の形って、よく見ると稲穂や米俵みたいじゃないですか?
実はこれ、五穀豊穣(=お米がいっぱい採れますように)を願う意味が込められているんです。
提灯ひとつひとつに、秋田の人たちの祈りが詰まっているんですね。
戦争と中止、そして復活
第二次世界大戦中は、一時開催が中断されてしまいますが、戦後すぐに地元の人たちの手で見事に復活!
さらに海外でも披露されるようになり、「秋田の誇り」として世界にも知られるようになりました。
今では日本を代表する夏まつりに!
1980年には「国の重要無形民俗文化財」に指定され、全国的にも有名に。
毎年8月3日〜6日に開催され、夜空に約280本もの竿燈がゆらゆらと輝く光景は圧巻です。
観客数はなんと毎年100万人以上!今では「東北三大祭り」の一つとして、日本を代表する夏のお祭りになりました。
開催場所・日程
開催場所 | 秋田市中心部竿燈大通り |
マップ |
日程 | 時間帯 | 会場 |
8/3(日)~8/6(水) | 夜本番 | 竿燈大通り(秋田駅西口~山王十字路) |
8/4(月)・8/5(火) | 昼竿燈(妙技会) | エリアなかいち・にぎわい広場 |
8/6(水) | 昼竿燈(妙技会) | エリアなかいち・にぎわい広場 |
アクセス

アクセス方法 | 所要時間 |
車 | 秋田中央ICから約10~11分 |
電車+徒歩 | JR秋田駅(西口)から徒歩15分 |
バス | 秋田駅から循環バス「ぐるる」約15分 |
無料駐車場 県庁・体育館周辺などに約700台以上の臨時駐車スペースあり(先着順)
見どころ3選
夜竿燈(よるかんとう)
秋田竿燈まつりの最大の見どころといえば、やはり夜に行われる本番の演技です。
約280本の巨大な竿燈が通りいっぱいに並び、提灯の灯りが夏の夜空を埋めつくします。
1本の竿燈は、なんと高さ最大12メートル・重さ50キロ・提灯46個という圧巻のスケール。
担ぎ手たちは「手のひら」「額」「肩」「腰」などを使って絶妙なバランスを取り、倒れる寸前まで傾けて技を披露します。
この竿燈がゆらゆらと揺れる様子は、まるで金色の稲穂が風にたなびくようで、見る人の心をつかみます。
太鼓や笛のお囃子、観客の歓声と相まって、会場全体が一体となる感動のひとときです。
🏮秋田竿燈まつり🏮
秋田の文化を間近で感じることができた最高な2日間でした。
サポーターの皆さんと市民パレードに参加することもでき、とても嬉しかったです。#上米町一丁目竿燈会 の皆さん
貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました!#ブラウブリッツ秋田 #秋田一体プラス pic.twitter.com/PvQTgmdeSe— 蜂須賀孝治 Koji Hachisuka (@koji_hachisuka) August 7, 2024
昼竿燈
昼間に開催される「妙技会」は、竿燈まつりの“競技大会”ともいえるパートです。
各町内の初心者からベテランまで幅広い世代の担ぎ手たちが、技術・バランス・美しさを競い合います。
競技の種類は以下の3つ
-
団体戦(全員で揃って演技)
-
個人戦(ひとりで技を披露)
-
小若・中若(若手育成部門)
演技の途中で竿燈を落とせば減点。
倒れそうで倒れない緊迫の瞬間が連続し、会場は静まり返るほどの緊張感に包まれます。
“魅せる祭り”の夜とは違い、“極める祭り”の昼。担ぎ手たちの真剣な表情と技に、思わず引き込まれるはずです。
これが秋田だ!食と芸能大祭典2025
グランドフィナーレ秋田竿燈まつり pic.twitter.com/NDDbTCmFGY— 秋田フォトグラファーさん 写真アカウント (@akita_photo12) May 25, 2025
ふれあい竿燈
毎晩の演技終了後(20:35頃~)に始まる「ふれあい竿燈」は、観客が実際に竿燈に触れることができる特別な時間です。
竿燈を間近で見たり、持ち上げてみたり、担ぎ手と一緒に写真を撮ったりできるこのコーナーは、小さな子ども連れのファミリーや観光客に大人気!
竿燈は大きいもので50kgありその重さや高さを体感すると、「あれを一人でバランス取ってたの?!」という驚きと感動が湧いてきます。
秋田の夏🌻
今年は大雨被害がありましたが、無事に開催!
声出しやふれあい竿燈も復活! pic.twitter.com/LNcQPc6BUV— さり (@2aSfy0aTBVqw4qW) August 4, 2023
竿燈まつりで味わいたい秋田グルメを紹介!
お祭りといえば、やっぱり欠かせないのが「食」!
秋田竿燈まつりの会場周辺には、地元の味が楽しめる屋台がズラリと並び、まさにご当地グルメの宝庫です。
会場内にはイスやテーブル席も用意されていて、小さなお子さん連れやご高齢の方もゆったり過ごせます。
食事をしながらお祭りの雰囲気を楽しめるので、ファミリーでの夏休み旅行にもおすすめです。
15時〜21:30まで開催されている屋台村は、夜の竿燈演技の前後にちょうどいい寄り道スポット。
アクセスも抜群で、少し歩けば地元の味を楽しめる屋台がずらり。観覧前の腹ごしらえにもぴったりです!
「焼ききりたんぽ」
秋田のソウルフードといえば、やっぱり「きりたんぽ」
つぶしたごはんを棒に巻きつけて焼いたものに、甘辛い味噌を塗って炭火でじっくり焼き上げた「焼ききりたんぽ」は、屋台グルメでも大人気!
外は香ばしくパリッ、中はモチモチ。
寒い時期の料理と思われがちですが、夏祭りで食べる一口も格別です!
東北2食目は十和田湖横の十和田食堂で味噌焼ききりたんぽ。
優しい食べ物…。美味しいね☺️#味噌焼ききりたんぽ #秋田 #東北旅行 pic.twitter.com/W2KxioOlm9— しお (@hillslifexxx) October 12, 2023
「ババヘラアイス」
秋田名物としてすっかり有名になった「ババヘラアイス」
ピンクと黄色の2色アイスを、熟練のおばあちゃん(=ババ)がヘラ一本でバラの花のように美しく盛りつけてくれるのが特徴です。
味はさっぱりとしていて見た目もかわいく、SNS映えにもなります!
暑い夜の観覧前や、食後のデザートにもぴったりな“癒しグルメ”です。
これが秋田名物ババベラアイスです\(^o^)/うまい!! pic.twitter.com/SdJkjz1gJV
— charu (@_charu__8) September 2, 2018
「いぶりがっこ」
秋田の伝統漬物「いぶりがっこ」は、大根を燻してから漬け込んだ独特な風味がクセになる逸品。
そのままでもおいしいですが、お酒との相性は抜群。ちょっと大人な屋台グルメです。
秋田名物いぶりがっこ食べます
十和田湖で買いました pic.twitter.com/dab3IFt91Y— juliet358471 (@romeo1386249) May 25, 2025
まとめ
秋田竿燈まつりの歴史や見どころ、アクセス情報、グルメについてまとめました。
初めての方でも十分楽しめますし、ふれあい竿燈などの体験コーナーもあるので、家族連れや観光旅行にもぴったりです!
今年の夏は、ぜひあなたの目で確かめてみてください!
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