【さっぽろ雪まつり】大量の雪はどこから?雪像はどうなるの?

イベント

毎年200万人を超える人が訪れるさっぱろ雪まつり2025年2月4日~11日まで
開催されます。

札幌市内の大通会場、つどーむ会場、すすきの会場雪像は美しくも儚い冬のアートとして
地元の方にも親しまれています。

ところでさっぽろ雪まつり雪像の雪はどうやって集めて閉幕後はどうなるのか
気になったことはありませんか?

ここではさっぽろ雪まつり閉幕後雪像はどうなるのかについて

雪像の雪はどうやって集められるの?

雪像に使用されている雪は会場に降る雪だけでは全然足りず製作することができません。

雪像制作に適した雪は、札幌市内や近郊にある山間部や採雪地で集められトラックに積み
大通公園など雪まつりの会場へ運ばれます

不純物が多い雪倒壊のリスクが高まるため、質の良い雪が選ばれ、さっぽろ雪まつり期間中の安全性を確保しています。

雪像1基の雪の使用量

大きさ 5トントラック
大雪像 高さ15m 500台程度
中雪像 高さ10m 300台程度
小雪像 高さ2m 2台程度

 

1つの大雪像を作るのに数百トンもの雪が必要になるのでトラックによる雪の輸送作業は
大規模に行われます。

雪像制作に使われる雪の総重量も3万トン以上と想像つきませんね・・・

どうやって製作されるの?

作業しやすいよう足場と木枠が組まれ重機で雪を積み上げながら雪を踏み固めていきます。

倒れにくい安定した土台作りが重要でこの基礎が雪像の強度を高めます。

木枠が外されると重機で粗削りがスタートし大まかな形を作っていきます。

そこからは手作業で雪を削り、デザインの基本的な輪郭を作りを整えます。

細かい所のパーツを作り張り合わせるように積み上げて、徐々に具体的な形に近づけていき細部まで仕上げていきます。

このようにして、1か月以上かけて作られる雪像は、陸上自衛隊やボランティア、市民の協力により完成します。

大雪像、中雪像は立体感を出すために奥行きがありそのままの足場では手が届かないので作業に合わせて都度足場を組みかえながらの削り作業を行う為作業工程のシュミレーションとチームワークによって、さっぽろ雪まつりの壮大な雪のアートが形作られるのです。

 

閉幕後の雪像はどうなるの?

さっぽろ雪まつりで幻想的な空間を作ってくれた雪像も閉幕すると勿体ないですが
すぐに解体されてしまいます。

それは徐々に気温が上がり倒壊してしまう恐れがあり市民の安全を守る為なのです。

実はこの解体作業もさっぽろ雪まつりの見どころのひとつなんですよ!

重機を使用した解体は豪快で迫力満点です。

閉幕した次の日の朝には解体が始まり解体を見るために来る人もいます。

散策の際の服装

札幌の2月の平均気温は-3度です。昼間でも0度と厳しい寒さです。

暴風防水機能のあるフード付きアウターでロング丈のものを着用しましょう。

マフラーや手袋などの小物も準備が必要です。

建物内や地下道は暖房が効いているので楽に脱ぎ着できるコーデにしましょう。

雪は歩きにくいので女性の方は背の高い靴は控えるようにし
滑りにくいものを選んでください。

足先から冷えていくのでスノーブーツなど防水性があるとベスト!

雪予報でも傘は不要です。乾いた雪は払えばすぐに落ち濡れませんよ。

まとめ

さっぽろ雪まつりは、札幌の冬を彩る大きなイベントです。

雪像はその使命を全うし解体後もその年のテーマやデザインが市民や観光客の思い出になり
次回開催への期待感が増しますね。

雪像の儚さこそがさっぽろ雪まつりの魅力のひとつぜひ解体も
見てみてはいかがでしょうか。

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