大崎バルーンフェス2024開催!競技内容についてまとめました。

イベント

37回目となる大崎バルーンフェスティバルが今年も宮城県大崎市で開催されます。

全国からも様々な気球が集まり係留気球体験試乗などのイベントも行われます。

大空をカラフルな気球が埋め尽くしとってもキレイですよね。

遠くからでも見て楽しむことができますよ。

でも飛ばして何をしているの?って思うことはありませんか?

ここでは熱気球の競技内容についてまとめました。

引用:佐賀新聞

熱気球競技とは

気球で特定の目標に到達したり、指定された課題をクリアしたりする競技です。

気球には上昇降下の操作しかありません。飛行高度を変え無数の風を乗り換えながら移動しゴールを目ざすのでパイロットの風を読む技術が試されます。

競技に使用されるマーカーとはリボン付きの重りで作られています。協議会によってもリボンの長さや色は異なり風の影響を受けやすい素材のこともあります。

このマーカーを上空から投下し落下地点のマーカーとゴールの距離を競い合うのです。

熱気球競技では競技のことをタスクと言います。タスクそれぞれに異なるルールがあり競技当日の天候、風向きによってどのタスクを行うか決めれられるのです。

どんなタスクがあるの?タスク一覧

パイロット・ディクレアード・ゴール

パイロットが自分で目標地点(ゴール)を決め、その地点にどれだけマーカーを近くに投下できるか競います。

 

気象条件や風の流れを読み、適切なゴールを選定することが勝敗を分けるため、経験豊富なパイロットほど有利です。

風向きや天候の変化が影響するため、事前の計画と実際の飛行中に生じる変化で自分の読みを再現できるかがカギになりますね。

 

ジャッジ・ディクレアード・ゴール

パイロットがゴールを選ぶのではなく審査員が指定するゴール地点にパイロットがどれだけマーカーを近かくに投下できるかを競います。

 

全ての競技者が同じゴール地点を目指すので、公平性が高く、シンプルに自分の飛行技術と風の読み取り力が試されます。

チーム間での戦略的な違いや技術が結果に大きく影響するため、非常に緊張感のある競技となります。

ヘジテーション・ワルツ

競技本部が事前にいくつかゴール地点を事前に指定しておき、パイロットが飛行中に最も適したゴールを選んでマーカーを近くに投下できるか競います。

 

パイロットごとの飛行戦略や判断が大きく異なり、それぞれが独自の戦略でゴールに向かいます。

柔軟な対応力と状況に応じた決断力が問われるため、熱気球競技の中でも特に戦略性の高い種目になりますね。

フライ・イン

競技者が離陸場所を選び、審判が指定したゴール地点にできるだけ近くにマーカーを投下競います。

ゴール地点が競技会場中央や観客の見やすい位置に設定されることが多くパイロットはゴールに到達できる離陸地点を自由に選ぶことができます。

競技者ごとに離陸地点を選ぶ自由があるため、風を読み解く技術が必要です。それぞれが異なる戦略でゴールを目指します。

フライ・オン

パイロットが自分で次のゴール地点を飛行中に選び、その地点に向かってできるだけ近くにマーカーを投下できるか競います。

 

競技者がその場の風の流れや飛行状況を判断しゴールを選ぶ選ぶ柔軟性が問われ、競技者ごとに異なる戦略を採ることができます。風を読み、ゴール地点を決めた後に、精密な飛行技術でどれだけ目標に近づけるかが競技のカギとなります。

ゴードン・ベネット・メモリアル

競技者が指定されたエリア内でターゲットに向かってマーカーを投下し、その近さを競います。

 

風の読みや高度調整、離陸地点の戦略的選択など、パイロットの総合的な技術と判断力が試される競技になります。

ヘア・アンド・ハウンズ

先に飛び立つ「ヘア(うさぎ)」役の気球を、後から出発する「ハウンズ(猟犬)」役の競技者たちが追跡し、ヘア気球が着陸した地点に設置されたターゲットを目指しマーカーを投下する競技になります。

 

「ハウンズ(猟犬)」役の競技者たちが先行する「ヘア(うさぎ)」の動きや風を観察しながら、柔軟にルートや高度を調整し、しっかり追跡する正確な操作が求められます。

ウォーターシップ・ダウン

競技者がヘア気球の離陸地点から飛行を開始し、ヘア気球が着陸し設定したゴール地点、ターゲットに向かってマーカーを投下しその近さを競います。

 

パイロットの操縦技術や風の読み、戦略的な飛行計画が試されるため、熱気球競技の中でも高度なスキルが求められる種目の一つです。

カリキュレイテッド・レート・アプローチ・タスク

パイロットが飛行中に時間と距離を計算し、指定されたターゲットに最適なタイミングで到達しマーカーを投下マーカーとゴールの近さを競います。

 

採点エリアにポイントが入る有効な時間があり風の読みや高度調整、時間管理など、パイロットの総合的な技術と判断力が必要となります。

ミニマム・ディスタンス

一定時間飛行した後、離陸地点に設定されたターゲットに向かってマーカーを投下し、その着地点とターゲット中心との距離の近さを競います。

 

競技本部が飛行時間を指定し、パイロットはその時間(例:30分や45分)飛行した後にマーカーを投下することになるので風の読みや高度調整、時間管理など、パイロットの総合的な技術と判断力が必要になります。

マキシマム・ディスタンス

競技者が指定されたエリア内で離陸地点から可能な限り遠くへ飛行し、マーカーを投下しマーカーと離陸地の距離の長さ競います。

 

風の読みや高度調整、飛行計画の立案など、パイロットの総合的な技術と判断力が必要です。

ミニマム・ディスタンス・ダブルドロップ

競技者が指定された異なる2つのエリア内にマーカーを投下し、その2つのマーカー間の距離の近さを競います。

 

異なるエリア間での正確な飛行が求められ2つのエリア間の最短ルートを効率的に飛行する操縦技術、風の読み、戦略的判断力が必要になります。

マキシマム・ディスタンス・ダブルドロップ

競技者が指定された一つまたは複数のエリア内で、可能な限り二つのマーカーを遠くに投下しその距離の長さを競います。

 

2つのエリア間の最長ルートを計画し、効率的に飛行する操縦技術、風の読み、戦略的判断力が必要になります。

マキシマム・ディスタンス・タイム

競技者が制限時間内に離陸地点から可能な限り遠くへ飛行します。マーカーを投下しマーカーと離陸地の距離の長さ競います。

 

競技者は、風向や風速を考慮しながら、制限時間内に可能な限り遠くへ飛行します。制限時間内に最大距離を飛行するため、時間配分と飛行計画が重要になります。

レース・トゥ・エリア

競技者が指定されたエリア内に最も早く到達しマーカー投下までの最短飛行時間を競います。

 

風向や風速を的確に読み取り、最適な高度を選択して飛行する技術が求められます。

ショーテスト・フライト

競技者が指定されたエリア内で離陸し、可能な限り離陸地点に近い場所にマーカーを投下しマーカーと離陸地の距離の近さを競います。

 

風向や風速を的確に読み取り、最小限の移動でマーカーを投下する技術が求められ離陸後の風の影響を最小限に抑えるための操縦技術、風の読み、戦略的判断力が必要です。

3Dシェイプ・タスク

競技者が指定された三次元空間内最長距離を飛行することを競います。

 

競技者は、計画した経路に沿ってGPSで自分の位置を確認しながら飛行し異なる高度での風向や風速を的確に読み取る操縦技術、風の読み、戦略的判断力が必要です。

アングル

競技者が離陸後、飛行中に進行方向を可能な限り大きく変えその角度を競います。

 

異なる高度での風向や風速を的確に把握し、最適な高度を選択して進路を効果的に変更する操縦技術、風の読み、戦略的判断力が必要です。

エルボー

競技者が飛行中に進行方向を可能な限り大きく変えることを競います。

投下したマーカーでできる三角形の角度が0に近さで勝敗を決めます。

 

パイロットが風を使って進路を急角度で変更するテクニックです。風向や風速の異なる層を的確に使い分けて、最初の進行方向からどれだけ大きな角度で変化させられるかがポイントです。

ランド・ラン

、競技者が飛行中に3つのポイント(A、B、C)を通過し、マーカーを投下します。

これらのポイントで形成される三角形の面積が大きさで競います。

 

異なる高度での風向や風速を的確に把握し、最適な飛行経路を選択する技術最大の三角形面積を達成するための効果的な経路計画と、迅速な判断力が必要になります。

まとめ

ここでは熱気球競技の競技の内容についてまとめました。

優雅に飛行しているように見えて競技を行っています。

競技内容を把握して観覧してみると見方がまた変わりますね。

気球を見かけたら選手たちをぜひ応援してみましょう。

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