富士急ハイランド「ド・ドンパ」いつから終了?その理由は?安全対策の強化について

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先日山梨県の富士急ハイランドの「ド・ドンパ」の営業終了が話題になりました。

なぜ終了になってしまったのか、いつから終了してしまうのか安全対策への取り組みなどをお伝えしていきます。

富士急ハイランド「ド・ドンパ」とは


出典:富士急ハイランド

山梨県富士吉田市にある富士急ハイランドの人気アトラクションのひとつでもあったド・ドンパ。
富士急ハイランドには、年間約230万人の来場者があり絶叫好きにも人気となっております。

2001年にオープン、2017年にリニューアルされ発射とともに1.56秒という間に最高時速約180kmまで急加速するのが特徴のコースターです。

当時のギネス世界記録にもなり、現在も日本のジェットコースターの中では最速記録を保持したままとなっています。

なぜ休止になったのか、いつから営業終了?

2019年からド・ドンパに乗った利用者の負傷が相次ぎ、2021年から営業休止していました。

休止に至るまでに明らかになった負傷者の数はド・ドンパを利用した方が12名、他のコースターでの負傷者が3名と発表されました。

負傷者の中には首や胸の骨を折る重傷の方もおられたにもかかわらず、富士急ハイランドは県への報告が遅れたと問題になりました

富士急ハイランドは機械の故障が原因ではないため報告が不要と判断したようで、県へ報告されるまでに約8か月経過してからとなり問題視されていました。
その後国土交通省の立ち入り調査が入り必要な安全対策・再発防止策が施されるまでは運転休止を求められていました。

休止してから安全に運営できるよう改善策や対策の検討をメーカーを含め重ねていたようですが、具体的な策の見通しがないということで、2024年3月に営業終了のお知らせをホームページにて発表しています。

安全対策への取り組み

富士急ハイランドでは負傷が相次いでしまったことから人気絶叫系コースターの4つの安全策強化を発表しました。

・FUJIYAMA…急上昇・急降下・急旋回・急加速・急停止

出典:富士急ハイランド
姿勢について⇒安全バーにつかまる、背中をつける、正面を向く

・ええじゃないか…急上昇・急降下・急旋回・急加速

出典:富士急ハイランド
頭をヘッドレストに押し付ける、安全バーを握り体を支える、ふくらはぎを押し付ける

・高飛車…急上昇・急降下・急加速・急旋回・急停止・暗闇

出典:富士急ハイランド
姿勢について⇒頭をヘッドレストに押し付ける、体をシートに押し付ける、足を床につけて踏ん張る

・そらたびにっき…急上昇・急降下・急停止・急旋回

出典:富士急ハイランド
姿勢について⇒安全バーをつかむ、背中をのばす、足でしっかりふんばる

ヘッドレストがあるコースターに関しては新たにポニーテールの禁止やイヤリングなどを外すよう案内されています。
各アトラクションにしっかりと注意事項が記載されており、アトラクション乗車前に職員から乗り方の注意事項も説明されています。

富士急ハイランドのみならず、日本・海外の遊園地でコースターによる事故が起こっています。
定期点検を行っていても機械による不具合なども実際にゼロになっていない現状です。

機械によるものではなく、ヒューマンエラーも事故の理由として挙がっています。
複数の従業員による確認は大前提ですが、利用する自分たちも今一度しっかり自己にて確認するということは重要になるのではないでしょうか。

まとめ

人気アトラクションなだけに悲しむ声も多くきかれます。
近年では様々な技術も進歩し、安全対策などの取り組みもより強化されています。
ジェットコースターは日常では味わえないスリルを感じることができ、自然と叫んでしまうことからストレス発散になる方もいらっしゃいますよね。
今後も安全に楽しめるよう安全に運営していただけることを願っています。

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