早大学入試、スマートグラスでSNSに流出か巧妙化する手口について

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先日稲田大学の入試試験が行われました。
試験中にスマートグラスを使用して、SNSに投稿し答えを得ようとした18歳の受験生が書類送検されました。
この記事ではスマートグラスによるカンニングについて、過去のカンニング、海外での対策などについてまとめました。

早稲田大学入試でスマートグラスによるカンニング

引用:東京新聞

高校3年生の男子受験生が2024年2月16日に行われた早稲田大学入試試験中に眼鏡型のスマートグラスを活用したカンニングが話題となりました。

試験問題をSNSに投稿し不特定多数の人に見られる状態で、投稿に気づいた人が大学に報告し事件が発覚しました。
ある男子受験生の関与が疑われ、入試を妨害した疑いがかけられていました。

2月21日別学部の入試に、その疑いのある男子学生の眼鏡にカメラが付いているのを発見。確認したところスマートグラスであると発覚し警察に通報したとのことです。

機器も小型化が進みカンニングの手口が巧妙化してきています。

スマートグラスとは

眼鏡型をした小型のカメラを搭載し電波の送受信が行えるスマートウォッチ同様のウェアラブル端末になります。
レンズがディスプレイになっており実際に見えている景色にデータが表示され閲覧できます。
名探偵コナンのコナンが着用している眼鏡をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

両手が空くので作業しながらでもメールの確認や料理動画を見ながら料理をするなんてこともできますね。

これからデジタルコミュニケーションツールとしてスマートフォンから移行していく可能性がありこれからとても楽しみです。

過去にも電子カンニングで問題の流出

上着の袖に隠しスマホで隠し外部に送信した女子受験生
当時はコロナ禍もあり換気されていたため上着は羽織ったままなので隠しやすい状況

マイクロカメラで動画を撮影し外部に送信した

小型無線機を搭載したワイヤレスイヤホンを使用し、外部の協力者から回答を聞く

ウェアラブル端末を使用した不正行為

昔から大きな試験以外にもカンニング行為はあり続けていました。
近年ではデジタル化が進み、手口はどれも共通して小型のデジタル機器が使用されていることが多くみられています。

海外のカンニング対策

海外でも日本と同様に電子機器によるカンニングが問題化しています。
韓国では電子機器の持ち込みが館内全面禁止となる対策をとっているようです。
他の国では試験監督への賄賂や買収により、カンニングを見逃してもらうような行為もみられていました。
また、金属探知機を使用して試験会場に持ち込みがないように徹底している国もあります。

日本では試験前に携帯電話の電源を落とすアナウンスをするくらいで、他の国と比較するとカンニング対策に対しての取り組みが甘いことがわかります。

これからの課題

電波を遮断する装置の導入も検討されていますが、導入にあたり数千万という高額なコストがかかります。
また、電波を遮断する装置を設置しても周囲の環境にも影響が出てしまうという問題もあり現実的には導入にはさまざまな問題があります。

スマートフォンを取り締まってもウェアラブル端末であるスマートグラス、ペン型カメラ、15mmワイヤレスイヤホンなど外部とつながる電子機器はたくさんあります。

新たにAIも普及してきているため外部に連絡しなくても質問を投げかければすぐに答えが返ってくることもあります。

手口が巧妙化し防止しても次の手段に変わり、一つ対策しても追いつけない状態になっています。
防ぐことが難しいとなると、カンニングさせないような予防をしっかり行っていくことが今後の課題になりそうですね。

まとめ

みんな公平に試験に参加しています。
カンニングによりこれまでの頑張りも水の泡になってしまうとともに、カンニング行為は入試進行の妨害行為になり逮捕されてしまいます。
大学入学はおろか、今後の人生にも大きく影響を与えてしまうことになってしまうため絶対にやめましょう。

 

 

 

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