近年激辛がブームとなり辛さがどんどんアップグレートしています。
アメリカで14歳の少年が激辛トルティーヤ・チップスを食べた直後死亡したと断定。
ここでは今回起こった死亡事故や激辛を食べたことで起こる影響などについてまとめました。
激辛が原因で少年が死亡したと家族が主張
出典:ライブドアニュース
SNSで流行っているトルティーヤ・チップスを1枚食べる通称ワンチップチャレンジ企画。
参加したアメリカに住む当時14歳の少年が摂取後死亡したとニュースになりました。
ワンチップチャレンジは辛い物を食べて水を飲まずに我慢をするいう企画で、若者たちの間でその様子を撮影しSNSに投稿するという内容でした。
死亡した少年は元々心肥大があったようで、カプサイシンを大量に摂取したことにより心臓に負担をかけてしまった可能性がありそれが死の原因の一つと断定されました。
このトルティーヤ・チップスには2013年~2017年までギネス認定されたキャロライナ・リーパーが使用されていました。
キャロライナ・リーパーはふだん食べている唐辛子の55倍の辛さになります。
現在ギネスに認定されているのはキャロライナ・リーパーから派生したペッパーXはなんとキャロライナ・リーパーの1.5倍と想像できませんね…
辛い食べ物を摂取することでの身体の反応
辛味成分は味ではなく実は刺激の一種なんです!
神経が興奮状態になり少量であっても摂取することでたくさんの効果をもたらします。
血行促進作用
辛い食べ物を摂取するとカプサイシンの効果で体温の上昇がみられます。
その結果、脂肪燃焼や老廃物を汗として流してくれるという効果があります。
ストレス軽減効果
無性に辛い食べ物を食べたくなる時はありませんか?
辛い物を摂取することで❝エンドルフィン❞という幸せホルモンが分泌され、辛いけどもっと食べたい!というループに入り癖になるんです。
知らない間に身体がストレスを感じ、それを紛らわそうとしているサインかもしれません。
辛いものを食べることでのデメリット
その一方で食べ過ぎてしまうと胃腸粘膜が刺激され胃液の過剰分泌による胃痛や下痢、肛門などのトラブルが起こることもあります。
また、アドレナリンが放出され心拍数・血圧上昇、気管支を刺激し咳などの出現、喘息の悪化など引き起こしてしまうことがあります。
今回のニュースで取り上げられているお菓子には子どもには摂取させないようにという注意事項が記載されていました。
子どもの身体は大人と比較し胃腸や粘膜が弱いため症状が強く出てしまうことがあります。
若者の中で話題作りとして無謀な挑戦をしてしまうことで悲しいニュースになってしまいます。
大人でも適量を守り、身体の無理のない状態で摂取することが大切ですね。
人気の激辛チャレンジで起こる事故
今回のニュースの何年も前から激辛料理を摂取したことで死亡に至ってしまったり、病院へ搬送されることが多くみられています。
ここでは海外で起こった過去の事故についてまとめました。
・激辛ポテトチップスを摂取し数時間後に死亡
・2011年激辛カレーのイベントで2人が救急搬送
・2014年イギリスで激辛バーガーを食べ始めすぐに救急搬送
・2016年アメリカのフードコンテストにて激辛バーガー摂取後、食道破裂により救急搬送
・2018年米ニューヨークでのキャロライナ・リーパー大食い大会により脳卒中発症
・2021年中国台北市で激辛ラーメンで人気のお店で身体の不調を訴え救急搬送
・2023年マサチューセッツ州にて激辛ガムを摂取し児童10人が入院
無謀と言えるチャレンジによって体調不良を訴える人や死者が出ているため面白半分で挑戦するには注意が必要です。
日本でも激辛料理は人気
日本に唐辛子がやってきたのは1625年にポルトガルの宣教師がもってきたとされています。
そこから漢方の調合のように七味唐辛子が誕生し、日本中に浸透したといわれています。
昔から日本でも馴染みがあった唐辛子。
激辛ブームという言葉をよく聞きますが、実は1980年代ころから辛い物のブームが始まりました。
日本で激辛ブームの火付け役といわれるのが湖池屋の「カラムーチョ」です。
発売当初お菓子は子どもや主婦が食べるもの、として扱われており当初はあまり人気がありませんでした。
そこからみるみるうちに人気となり今では数々の辛いお菓子が発売されています。
その後韓国料理も人気となり、「辛ラーメン」や辛い焼きそばが人気の「プルダック」なども街中でよく目にします。
また、辛いラーメンの代表ともいえる中本の「蒙古タンメン」や、ペヤングの「激辛焼きそば」シリーズがありますね。
ここ最近では、山椒や花椒などを使用したシビカラというものも人気となっています。
今後の新しい辛い食べ物の進出に注目していきましょう。
まとめ
辛い物を食べることでのメリットもあり世代問わず人気となっていますよね。
今回のような悲しいニュースが起こらないよう、自分の身体と相談しながら楽しんでいきたいですね。
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