5月20頃に発生した低気圧が徐々に発達し台風第一号(イーウィニャ)がフィリピンの東を強めながら北上しています。台風の役割と備えについてまとめてみました。
台風1号発生!注意が必要
引用:Yahoo!ニュース
今年第1号となる台風(イーウィニャ)が発生しました。
中心気圧998hPa最大風速20メートルがフィリピンの東を勢力を強めながら北上しています。
29日には暴風域(風速25メートル以上)を保ったまま沖縄県に近づき31日には関東南部に接近し風は徐々に落ち着いてきているものの大雨になる可能性があり引き続き注意が必要です。
台風から離れた地域でも前線の活動が活発になり4月14日に雹被害路受け修復中の建物や能登半島地震の被災地では大雨で被害が拡大する可能性も出てくるので最新情報を確認していきましょう。
台風の風の強さ
大雨になり川の氾濫、高波など水害が発生してしまうと被害が拡大してしまう台風ですが名前からもわかるように風も非常に強く危険です。
熱帯地方で低気圧が発生し風速およそ17メートル毎秒以上になったものを台風と呼んでいます。
表現 | 風速 | 被害 |
強い | 33メートル以上44メートル以下 | 雨戸や屋根が飛び車や電柱が倒れる恐れ |
非常に強い | 44メートル以上54メートル以下 | カラダを45度に傾けないと倒れる。石が飛ぶ |
猛烈な | 54メートル以上 | 樹木が根っこから抜け鉄塔は曲がる |
過去に広島で台風18号(2004年)が最大瞬間風速60メートル以上を記録しています。
飛んでくる物すべてが凶器でおそろしいですね。
台風の大きさは風速15メートル以上の強風域の半径で決まります。
表現 | 大きさ |
大型 | 強風域500キロ~800キロ未満 |
超大型 | 強風域800キロ |
500キロ未満の強風域の表現はありません
台風の防災対策
台風との関係を完全に切ることはできません。そこで被害をできるだけ小さくするために日頃からの準備が大切です。
家の外の対策
・家の周辺の側溝や排水溝は水はけをよくするために掃除しておく。
ベランダなどの排水溝も確認しておきましょう。
・家の周囲を点検し風で飛ばされてしまいそうな物(鉢、プランター)など可能であれば家の中にしまう。
固定できそうなものはしっかりと固定する。
・雨戸を下ろしたり窓にガムテープを貼るなどして飛来物で窓が割れガラスが飛散しケガしないようにする。
家の中の対策
・食料、常備薬、モバイルバッテリー、衛生用品など各家庭に合った防災バックのメンテナンスを行う。
・水はとても重要で飲み水、洗浄あらゆる用途に使われるので、最低でも1人あたり1日3L×3日分のストックをしておきましょう。
・強風、水害で道がふさがってしまうこともあるので家族で避難場所を決めておきハザードマップで避難経路の確認をしておく。
台風の恩恵
台風はとても大きな被害を出してしまうデメリットではありますがメリットもあります。
大量の雨によりダムの水不足を解消し私たちの水資源を支えてくれます。
また川の水も勢いが増すため汚れを流し水が綺麗になります。
強い風により海水がかき混ぜられ酸素を海底付近まではこぶことによりプランクトンや海藻が育っていくのです。
サンゴ礁は水温が高くなりすぎると死んでしまいサンゴ礁に住み着く魚が減りその魚を捕食する魚が減る悪循環になり生態系が崩れてしまいます。
風はそんな暖かい海水、冷たい海水を混ぜ合わせ海のバランスをとっています。
まとめ
日本は台風の通り道になることが多く接近する可能性が高い国です。
後回しになりがちな防災対策ですがいつ自分が被災するかわかりません。
毎年必ずのようにニュースなどで見かけますので日頃から防災対策をしておき被害をできるだけ小さくする準備をしておきましょう。
家族のスタイルによって準備する物も変化していくのでコミュニケーションもとても重要ですね。
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